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シザーケース 人気色のスタンダードブラウン 半年の経年変化
こんにちは。toolsの小柴です。
半年前に納品したシザーケースを見に行く機会がありましたので、写真を撮らせて頂きました。
革の色は、一番スタンダードなノーマルブラウンを使用しましたが、半年で随分と色合いが深くなり、味わい深くなってきていました。
こちらが、納品前の状態。
かなり明るめのブラウンです。
そして、こちらが、半年経った状態です。
シザーケースの色は、ダックカール等であまり見えませんが、右のトリマーケースの色を見ると変化が良く分かりますね。
最初の色が明るいせいかダークブラウンを選ぶお客様の方が多いのですが、ノーマルブラウンを成長させていくのも楽しいと思いますよ。
クリスマスの美容室にシザーケースを納品してきました
こんにちは。toolsの小柴です。
本日は、完成したシザーケースを納品しに、神奈川から国立へ行って参りました。
国立駅の近くに着くと、クリスマスらしいイルミネーションがとても綺麗でした。
年末間近の夜の気温はとても低く、いくら撮ってもレンズが曇ってしまいますね。
綺麗な景色は、しっかりと心に刻み込んでおきました。
今回、納品にお伺いした美容室は、嬉しい事に6人のスタッフ様がtoolsのシザーケースを使ってくれています。
2ヶ月程前に納品したシザーケースで撮影出来ていないスタッフ様がいらっしゃったので、写真を撮らせて頂きました。
サンタコスチュームにシザーケースが、不思議な感じで良いですね~。
全ての道具が、綺麗に収まっていてバッチシです。
かなり、ガシガシ使い込んでくれているようなので、次回、お伺いした時にメンテナンスの方法をレクチャーしようと思います。
少し、手間を掛けてあげるだけで、より長く使えるようになりますので。
最小のシザーケースをオーダーメイド製作中
こんにちは。toolsの小柴です。
今回製作しているシザーケースは、今までに無いコンパクトで小さい物になりそうです。
一度サンプルを製作して確認して頂いたのですが「もっと小さく」というご要望があったので、限界ギリギリに挑戦しています。
再設計してみた所、ミシンでの縫製は構造上難しくなってしまったので、潔く手縫いで製作していきます。
写真だと大きさが分かりづらいですが、本当に小さいです。
完成しましたら、通常のシザーケースと並べて比較してみようと思います。
美容師様のイメージしているシザーケースを形に・・
こんにちは。toolsの小柴です。
今日は、オーダーメイドシザーケースのサンプル確認後の型紙調整を行っていました。
限りなく、美容師様のイメージしているシザーケースに近づける為、修正事項を確認しながら直しています。
toolsは、フルオーダーメイドでのシザーケース製作をしておりますので、毎回オリジナルの型紙を一から作ります。
レザークラフトを始めた当初から既製品をバラし、作りを参考にしながらオリジナルの型紙を作っていたので、今では一番得意とする作業になっています。
お客様のイメージする物を形にする上で、この型紙製作は一番大事な作業です。
この型紙がしっかりしていなければ、いくら技術を駆使してシザーケースを作ろうとも良い物にはなりません。
今後も、沢山のシザーケースを製作する事で、どんなご要望にも応えられるように精進しようと思います。
細いダックカールベルトがポイントのボックス型シザーケース
こんにちは。toolsの小柴です。
昨日、ご紹介したオーダーメイドシザーケースが完成しました。
午前中から、終盤作業に没頭しておりました。
貼り合わせた革の側面は、綺麗に処理をしないと格好良くなりませんので、ひたすら磨きます。
上の写真のように、革と革の繋ぎ目がほとんど分からなくなるのが理想です。
そして、最後は外周を縫製して仕上げ作業をすれば完成です。
本体に付ける付属ベルトの仕様が、いつもとは、少々異なりましてパーツを取り寄せています。
ベルト製作は、パーツが届いてからになりそうです。
これで、本体は完成です。
1cm幅の細いダックカールベルトが可愛いですね。
toolsのシザーケースは、通常2cm幅のダックカールベルトですので、いつもの半分の幅になります。
幅が半分になると必然的に通常より強度が落ちてしまいますので、革の厚みを5mm程度いつもより厚くしておきました。
このシザーケースも、長く使って頂けると嬉しいです。
シザーケース オーダーメイド製作中
こんにちは。toolsの小柴です。
今日、作っていたシザーケースは、女性の美容師様からのオーダーで、かなり細かい作業をしています。
これは、ダックカールベルトなのですが、革の幅が1cmとかなり細めです。
パーツが小さくなる程、要求される技術は繊細になっていきますので、慎重に作業を進めていきます。
1cmのベルトに合う良いバックルが中々見つからなかったのですが、ようやくお客様のイメージに合う物が手に入りました。
上の写真で手に持っているパーツは、シザーケースの側面になるマチです。
マチパーツは以前1mmの厚さで使用していましたが、ここ最近は、マチの端を1mm、マチ中央部分を2mmにしてあります。
以前、1mmにしていたのは、革が厚すぎると縫製がしにくいという理由でしたが、強度が落ちてしまうというデメリットがありました。
縫製がし易く、尚且つ強度も確保したいという事で、マチの端を1mm、マチ中央部分を2mmにする方法に行き着きました。
手に持っているパーツを見ると分かると思いますが、パーツの端が反っています。
1mmに漉いた部分は簡単に反ってくれますが、2mm確保している中央部分は、反らずに残っています。
このマチを本体パーツに縫製していきます。
更に写真右にあるパーツと繋ぎ合わせれば概ね完成になります。
トライ&エラーを重ねながら、少しでも良いシザーケースにしていきたいと思います。
シザーケース 独特な曲線具合がとても良い感じに仕上がりました
こんにちは。toolsの小柴です。
前回のブログで製作中のシザーケースをチラッとご紹介しましたが、本日、無事に完成しました。
今回オーダーして頂いた美容師様は、縫製する糸にも拘りたいと熱心に選んでおられました。
ネイビーの革にグリーンのステッチ、ありそうで中々無い気がします。
実際に縫製してみると、なんとも素敵な感じになったので、私自身も大満足です。
さて、作業も終盤戦、切りっぱなしでボソボソしているコバを磨いて完成です。
いかがでしょうか。
この独特な曲線が良い味を出していると思いませんか。
今回オーダー頂いた美容師様は、シザーケースを左に付ける方でしたので、シザーホルダーをいつもとは逆に付けました。
toolsでは、お客様のご要望を柔軟に対応しておりますので、シザーケースの事でお困りの場合、ご相談頂ければと思います。
オーダーメイドシザーケース 年の瀬ラッシュ対応中
こんにちは。toolsの小柴です。
12月に入り今年も残すところ僅かとなりました。
お正月は、少しゆっくりしようと思っていますので、今年中に納品予定のシザーケースをガシガシ作っている所です。
こちらは、toolsで一番人気に躍り出て来たネイビーカラーのイタリアンレザーです。
黒に近い深い色のブルーですので、30代の大人の美容師様に人気がありますね。
黒と同じく、汚れが目立たないのも人気の理由の一つかもしれません。
私は、カラー剤等で汚れたシザーケースも格好いいと思うのですが、やはり綺麗に使いたいという美容師様の方が多いようです。
これは、作業終盤の様子です。
出来たパーツを接着して縫製していく所になります。
最後の縫製で失敗すれば全てが水の泡になりますので、昔は、物凄く緊張して作業をしていたのを思い出します。
最近は、この段階になると未だ見たことのないオリジナルのシザーケースが出来るんだというワクワク感が強くなりました。
この心底楽しいと思える仕事を続けていくために、また明日も一生懸命シザーケースを作ろうと思います。
美容師様用トリマーケース製作の続き2
こんにちは。toolsの小柴です。
昨日に引き続き、トリマーケース製作の様子をお伝えします。
今回は、手縫いで縫製していきます。
革はとても厚い為、事前に糸を通す穴を空けておきます。
手縫い針を使用して一本の糸で縫製していきます。
手縫いのステッチは、ミシンとはまた一味違って大好きです。
実は、縫製した後に糸目を潰して、擦れて切れにくいようにしてあります。
通常の工程に一手間加える事で、驚く程パフォーマンスが上がる事が多いですね。
そして、縫製した後は「コバ磨き」。
合わせた二枚の革の境目が分からなくなる位まで磨きます。
既製品の場合、このような「コバ磨き」がされているシザーケースはあまり見ませんね。
単純に、とても時間の掛かる作業ですので、簡易的な薬を塗ってコバ磨きがされた風にしてあります。
小さな工房で製作している革製品は、「コバ磨き」に並々ならぬ情熱を持っている事が多く、素晴らしい作品を良く見かけます。
個人や少数精鋭でハンドメイド製作に拘ると、お送りする物は商品であり作品でもあるという気持ちが強いからだと思います。
これで完成です。
トリマーを取り出し易くする為に、口の部分に少しアールを付けてみました。
最近人気のトリマーケースの製作工程でした。