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ももいろクローバーZ仕様のシザーケースを製作します
こんにちは。toolsの小柴です。
今日は、ももクロシザーケースの製作を少し進めました。
五色のカラフルなシザーホルダーが完成。
思ったよりも、かなりインパクトがありますね~。
完成したら注目される事間違いなさそうです。
シザーホルダーを本体に取り付けていきますが、順番を間違えないようにネットで調べながら慎重に作業をしています。
そして、真鍮スタッズを使用して「Z」の文字を入れていきます。
世間は、ハロウィーンで盛り上がっているようですが、私は、ワイワイするのが苦手なので、黙々と作業。
自分自身も完成した姿を早く見たいので、どんどん手が動きますね。
明日は、一応お休みするつもりなので、明後日の完成を目指して頑張ろう思います。
5色の面白いシザーケースを製作します
こんにちは。toolsの小柴です。
先日、面白いシザーケースのオーダー依頼がありましたので、製作の様子をご紹介していこうと思います。
toolsでは、扱っていない革の色が必要だった為、浅草にて切り売りしている革を購入して来ました。
toolsで使用しているイタリアンレザーと相性の良さそうな物を探すのは、中々苦労しましたが、見つかって一安心。
この5色を使って作るシザーケースをご依頼して来たのは、「ももいろクローバーZ」の大ファンの美容師様です。
既にシザーも5色の物を使っていて、かなりの「モノノフ」とお見受けしました。
これは、ご期待に応えるべく、バシッと製作していこうと思います。
一番最初のオーダーメイドシザーケース
こんにちは。toolsの小柴です。
toolsを2015年にスタートさせた際、一番最初に作った思い出のシザーケース。
ダックカールを中に隠せる凝った作りをしています。
先端の丸みを帯びたフォルムが他のブランドでは、見たことが無いので、定番にしようかと思っている位お気に入りの作品なんです。
しかし、丸みを帯びたフォルムは、格好いいのですが、作るのが大変。
上の写真のように、木型を作って、革を立体にするのですが、この木型、製作に丸1日掛かります。
そして、完成した木型に、水に浸して柔らかくした革をあてるのですが、これまた丸1日放置する必要があり、中々、手のかかる奴です。
オーダーで作った物は、二丁用という職人気質な仕様ですので、定番にする際は、3丁用が良いですかね。
シュッとした形が格好いいタイプなので、4丁用にしてしまうと、ちょっと違うかな~、なんて、色々考えています。
真っ赤なシンプルシザーケースが完成しました
こんにちは。toolsの小柴です。
今日は、真っ赤なシザーケースの完成までをご紹介します。
昨日、パーツの塊まで出来ましたので、ガシガシ組み上げて縫製を行いました。
本体側面のコバをしっかり磨いて輝かせます。
最後は、ダックカールベルトを製作して取り付ければ、いよいよ完成です。
完成した真っ赤なオーダーメイドシザーケースです。
赤にゴールドの真鍮パーツが、これ以上無い位格好いいですね。
シザーホルダーをネイビーにしたのもアクセントになって大成功だと思います。
シザー3丁挿し用、コーム入れのスペースを一つにブラシホルダーと、かなり渋い仕様ですので、個人的にも大満足な作品になりました。
丈夫なシザーケースに仕立てる為に・・
こんにちは。toolsの小柴です。
引き続き、真っ赤なシザーケース製作の続きです。
私の中で「頑丈である事」は、良いシザーケースの条件の一つになります。
むしろ、ここは、どこにも負けたくないと思っている位で、使用する革の厚み、製法をいつも考えています。
上の写真は、いつもご紹介する、本体とベルトの接合パーツです。
ここは、手縫いにして、強度の高い糸を使用するのですが、さらにもう一つポイントがあります。
ステッチを縫う為の穴の周りがうっすら黒くなっているのが、分かりますでしょうか。
これは、水を含ませてやることで、革を柔らかくしています。
革が柔軟性を帯びた状態で、一気に手縫いを行う事で、糸が革にしっかりと埋まる為、ステッチが擦れて切れる事が少なくなるんです。
巷で販売されている製作の教科書には、糸を埋めるには、溝を掘るようにと書いてある事がほとんどなのですが、溝を掘る分、革が薄くなるので強度が下がります。
引き算は、最終手段で、引かずに出来る方法を考えるのが、大事だと思います。
ようやく、パーツの塊が出来ましたので、ここからは、一気に組み上げていこうと思います。
シザーケース背面のパーツを張り合わせます。
左側のパーツのステッチは、先程の接合パーツの裏になりますが、ここにも頑丈に作る秘訣が一つありました。
ステッチが解れないように、ステッチを火で炙り溶かす(ステッチの黒くなっている所です)のですが、シザーケースの表面等は、目立たないようにもっと小さく処理をしています。
ここは、シザーケース本体とベルトの接合部で、絶対に解れて欲しく無い場所です。
幸い、パーツを張り合わせてしまえば、この裏面ステッチは、見えないので、このように大きく焼留めをしています。
toolsのシザーケースを選んで頂いたお客様には、長く使える良い物をお届けしたいので、今後も、試行錯誤を繰り返していこうと思います。
真鍮ゴールドパーツを惜しげもなく使った高級感溢れるシザーケース
こんにちは。toolsの小柴です。
今回、製作しているオーダーメイドシザーケースは、ベースの革の色が赤、パーツは真鍮製という高級感漂う仕様なんですよ。
これが、真鍮製のゴールドパーツです。
金メッキ製のパーツは、いかにも安っぽい印象ですので、基本的には、使用しない事にしています。
真鍮は、銅と亜鉛の合金で、使い込むといい感じに錆びて雰囲気が出るので、大好きですね。
唯一デメリットがあるとしたら、パーツのお値段が高めということです。
写真のレバーナスカン等は、これ一個で1,000円します。。
しかし、作品の高級感がグッと高くなるので、真鍮製を選択されるお客様は、沢山いますね。
ボタンを取り付けて。
試しに付けてみます。
これは、シザーホルダーのパーツが外れる仕様。
髪の毛が詰まり易いシザーホルダーを掃除が楽になるので、この仕様は人気が高いですね。
そして、ボタン取り付け位置に穴を空けます。
後は、一気に真鍮製のジャンパーホックを取り付けていきます。
赤にゴールドは、最高に相性が良いですね。
高級感と気品を感じます。
こういったパーツ類は、作品の機能性と見栄えに大きく影響しますので、妥協しない事が良い結果に繋がりますね。
休日もやっぱりシザーケースを作ります
こんにちは。toolsの小柴です。
toolsは、月曜日~土曜日を営業日としていますが、今日は、日曜日。
残念な事に何も予定が無いので、自宅で何か趣味を満喫しようと思い色々考えている内にお昼が過ぎ、、
結局、シザーケースの製作をしていました。
元を辿れば私の趣味は、レザークラフトでしたので、趣味を満喫しようとすると、結局いつもと同じ事になるんですね。
好きな事を仕事にした方は、経験した事があるのではないでしょうか。
よく、「好きな事は仕事にするな」という意見もありますが、私は、とてもじゃないですけど、好きな事でなければ続けられません。
サラリーマン時代も大体2年位で転職を繰り返していましたし。。
そんなこんなで、自分は、好きな事でないと続けられない体なんだと気付き、一念発起し、大好きな「ものづくり」の世界に飛び込みました。
勿論、ガラッとやる事を変えれば、それ相応のリスクがある訳で、最初の年なんかは、勿論「赤字」でした。。
貯金を切り崩しながら、何とか続けていた感じですね。
今も、全く贅沢出来る余裕は、ありませんが、気持ちが充実しているので、毎日を楽しく過ごす事が出来ています。
良いシザーケースを一生懸命作って喜んで頂く、シンプルですが、これしかありませんね。
シザーケースの水染みを軽減する為の方法
こんにちは。toolsの小柴です。
今日は、サンプルでのフィッティングを終え、本製作に入れる状態になったシザーケースがありましたので、着手していました。
この謎の写真。
ザックリと切り出したパーツを水に浸した後の状態でございます。
一般的には、革の天敵は水という風潮がありますが、そんなことはありません。
ずぶ濡れになった革も、きちんと日陰干してオイルを補給してあげれば全く問題無いのです。
水が天敵とされているのは、水染みになるからだと思いますが、別に水染みになっても革に悪い影響があるという事ではありません。
ただ、部分的に色が変わってしまうと、少し残念な気持ちになるのは、革靴好きの私としては、同意する所です。
シザーケースは、常に水に触れる可能性があるので、なるべく水染みにならないように、toolsでは工夫をしています。
その工夫というのが、「水染みになりにくくする為に水に浸ける」という事です。
パーツ全体に水が浸透すれば、全体の色は水を一度受けた状態の色に変わります。
そして、二度目に水を受けた場合、一度目よりも水染みの変色が少ないのです。
この革の性質を利用して、まず、水に浸し乾燥させてから製作を行います。
革と水の関係は、色々な考え方を持っている方がいらっしゃると思いますが、toolsでは、革と水は密接で、決して敵対関係では、無いと考えています。
製作の工程でも水を使う場面は、沢山あります。
私に革製品の製作を叩き込んでくれた師匠が、一番最初に教えてくれた事です。
オーダーメイドシザーケースのサンプルが完成
こんにちは。toolsの小柴です。
今日もオーダーを頂いているシザーケースの型紙とサンプル製作に打ち込んでいました。
今までに製作したシザーケースのカスタム的な物が多かったので、想定していたよりも早く完成して一息ついています。
このような感じで、計6つのサンプルが出来ました。
屑革で形を作っただけですので、見た目は少し残念ですが、あくまでフィッティング用という事で、ご容赦頂きたいです。
サンプルが出来たら、お客様と2回目のお打ち合わせ(フィッティング)を行った後、本番製作へと入っていきます。
少し話が変わるのですが、ここ最近「初回のお打ち合わせ~納品」までの期間に関するお問い合わせが増えております。
シザーケースの製作は、私一人で行っておりますので、その時抱えている案件の数によって期間は変わってしまいます。
大体、一ヶ月前後で納品する事が多いのですが、ご依頼前に、お問い合わせを頂ければ、正確な期間をお伝えしますので、お手数ですが、よろしくお願い出来ればと思います。