オーダーメイドシザーケース 製作風景 vol.9
toolsは横浜エリアの美容師様からご依頼頂く事が殆どだったのですが、ここ最近は、東京のお仕事も増えてきています。
オーダーメイドの製作を通して、少しづつ広がっているんだなと、ようやく少し実感出来るようになりました。
更に、感性と技術を高めて、お客様の期待に応えられるように、頑張っていこうと、気力がわいてきますね。
さて、本題のオーダーメイドシザーケース 製作風景 vol.10ですが、昨日の続きで、本体とベルトの接合パーツです。
Dカンの付いた接合パーツを、本体の背中にあたる場所に、取り付けていこうと思います。
大体の位置を合わせたら、ボンドで接着します。
パーツと本体の縫い合わせも、前回と同じ、強度を最大限に高めたいという理由から手縫いで縫製します。
ミシンも使えますが、絶対の信頼は手縫いにあります。
日本で手縫いを始めた第一人者に教えを請うことで、体に叩き込んだ技術です。
製作を早く行う為、色々な機械や道具を駆使しますが、最悪、針と革包丁だけあれば同じ物を作れるというのが、職人にとって理想だと思っています。
ここは、絶対に外れて欲しく無い、一番重要なパーツです。
普通に縫っているように見えますが、一つの穴に対して糸が重なり合わないように二縫いしています。
糸の強さによっては、一縫いにしますが、今回は、麻糸を使用している為、これまでの経験から二縫いにした方が良いと判断しました。
それでは、今回は、ここまでです。
2015-10-12 | Posted in blog | No Comments »
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