美容師様用トリマーケース製作の続き2
こんにちは。toolsの小柴です。
昨日に引き続き、トリマーケース製作の様子をお伝えします。
今回は、手縫いで縫製していきます。
革はとても厚い為、事前に糸を通す穴を空けておきます。
手縫い針を使用して一本の糸で縫製していきます。
手縫いのステッチは、ミシンとはまた一味違って大好きです。
実は、縫製した後に糸目を潰して、擦れて切れにくいようにしてあります。
通常の工程に一手間加える事で、驚く程パフォーマンスが上がる事が多いですね。
そして、縫製した後は「コバ磨き」。
合わせた二枚の革の境目が分からなくなる位まで磨きます。
既製品の場合、このような「コバ磨き」がされているシザーケースはあまり見ませんね。
単純に、とても時間の掛かる作業ですので、簡易的な薬を塗ってコバ磨きがされた風にしてあります。
小さな工房で製作している革製品は、「コバ磨き」に並々ならぬ情熱を持っている事が多く、素晴らしい作品を良く見かけます。
個人や少数精鋭でハンドメイド製作に拘ると、お送りする物は商品であり作品でもあるという気持ちが強いからだと思います。
これで完成です。
トリマーを取り出し易くする為に、口の部分に少しアールを付けてみました。
最近人気のトリマーケースの製作工程でした。
2015-12-01 | Posted in blog | No Comments »
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