美容師様用トリマーケース製作の続き
こんにちは。toolsの小柴です。
昨日に続き、美容師様のお仕事を快適にする「トリマーケース」製作の続きです。
切り出したパーツの縁にラインを入れます。
レザークラフトの世界ではこれを「フチ捻」と呼びます。
このラインが入るだけで、作品の印象が洗練されてくるので、要所に入れるようにしています。
あちこちに入れ過ぎると逆に「素人感」が出てしまいますので、あくまで「要所」です。
そして「漉き」作業を行います。
二つのパーツを貼り合わせた側面の「コバ」が5mmになりますので、少しゴツイ印象を受けました。
全体の革を薄く漉いてしまうと、トリマーケースの強度が落ちてしまいますので、端だけ漉くのがポイントですね。
この作業は、革漉き機で行えば早いのですが、革包丁の腕が鈍るので、時折このようにアナログ作業をしています。
そして、ジャンパーホックを付ける位置に穴を空けます。
今回は、真鍮製のジャンパーホックです。
真鍮は、使っていく内にアンティーク的な雰囲気に変化していきますので、成長を楽しめるボタンなので、オススメです。
2015-11-30 | Posted in blog | No Comments »
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