コンパクトな5丁挿し用シザーケース スタッズ付き
こんにちは。toolsの小柴です。
昨日に引き続き、スタッズ付きの5丁挿し用シザーケースを製作している所です。
本体にシザーホルダーのパーツを縫い付ければ完成という佳境を迎えています。
本体が、完成したら今度は、ベルトを製作。
toolsのシザーケースは、本体とベルトで同じ革を使用しています。
同じ革を使用する事で作品の一体感が出せるので良いのですが、一つ難点があって、革の大きさの都合上、あまりに長いベルトは切り出せません。
女性の美容師様ですと、シザーケースを腰に巻く場合と、ショルダーとして使う場合がありますので、ベルトの長さが、かなり必要になります。
理想は、一枚革で長いベルトを作る事ですが、それが出来ないとなると少し頭を使わなければなりません。
今回の、スタッズ付きシザーケースも、腰巻きとショルダーの兼用をご希望されていましたので、このように二つのパーツを製作する事で解決しています。
写真の左側のベルトは、長さを調節出来るようになっていて、これを調節するだけで、腰巻きとショルダーに対応出来るようになっています。
そして、これが、完成したコンパクトな5丁用シザーケースです。
スタッズが、思っていたより遥かに、いい味を出していますね。
スタッズも、このようにシンプルに配置してあげる事で、ハードな印象では無く、ナチュラルな印象になっています。
オーダーメードで製作をしていると、お客様に教えられる事も多々あります。
自分発信の作品だけですと、自分の領域内で製作をしがちになるのですが、オーダーメイドでの製作は、領域の外まで連れ出してくれるので、本当に楽しいです。
ボタンを開けば、このようにバカッと空きますので、掃除のし易さは抜群です。
今回のシザーケースは、設計にかなり苦戦しましたが、満足のいく出来になりました。