オーダーメイドシザーケース 製作風景 vol.6

オーダーメイドシザーケース 製作風景 vol.6は、シザーホルダーの製作になります。

シザーホルダーは、既製品ですと、シザーが入らない事を懸念して大きめに作られていることが多いですね。

オーダーメイドの場合、お使いのシザーに合わせて製作するのですが、一般的なサイズより小ぶりになる事が多く、使い心地だけで無く、見た目もスッキリするのが良いですね。

 

シザーケース ハンドメイド

今回は、5丁用のオーダーでしたので、5つのシザーホルダーを製作します。

使用するボンドはG17ボンド、柔軟性と即乾性が抜群なので、これを採用しています。

品質を下げずに、工数を減らすことは、価格を抑える事にも繋がるので、常に考えるようにしています。

シザーケース 製作工程

一般的なレザークラフト用のボンドと違い、革の表革に付着した場合、取れなくなるので、慎重に塗っていきます。

とはいえ、このボンドとの付き合いも長いので、そうそう失敗はいたしません。

オーダーメイド シザーケース

そして、2分放置した後に、木槌で叩いて圧着します。

シザーホルダーは頻繁にシザーが出し入れされますので、破れないように革を厚くしています。

シザーケース ブランド

そして、側面をヤスリでサッと削り、以前ご紹介したトコノールで仕上げます。

基本的に、重なりあって見えない所なので、それほど神経質に作業はしません。

見えない所に時間を掛けている事を売りにしているブランドを見たことがありますが、作業に掛かった時間がシザーケースの価格の大半を占めます。

機能性も見た目も変わらないのに、価格が上がってしまっては、本末転倒なので、効率よく作業を進める事を心がけています。

2015-10-09 | Posted in blogNo Comments » 

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