オーダーメイドシザーケース 製作風景 vol.1

本日は、オーダーメイドシザーケースの製作風景をご紹介していこうかと思います。

拘りのシザーケースが出来るまでを数日に分けて、かなり細かくご紹介する予定ですのでお付き合い頂けると嬉しいです。

型紙製作は、写真でお伝えしてもあまり面白くなさそうなので、、型紙製作後からスタートします。

シザーケース 製作

まずは、型紙から一つ一つのパーツをざっくり切り出し「革漉き」をしていきます。

toolsで使用している皮革イングラサットは元々3mm程度ありますので、各パーツ適切な厚みに薄くしていきます。

最初のこの工程で、シザーケースの良し悪しが確定するので、気を抜けない作業です。

強度が必要なパーツを薄く漉き過ぎれば、すぐに壊れてしまいますし、厚くしすぎれば、無骨な作風になってしまうので、シビアなんです。

 

革漉き 工程

このように、革の下の部分が漉けています。

オーダーメイド主体でシザーケースを製作するようになってから、この革漉き機NIPPY NP-2を購入しました。

革職人も世代交代の時期を迎えていて、高齢の職人が引退し、私のような若い世代が、また職人を目指すようになりました。

この革漉き機NIPPY NP-2も中古でボロボロに使い込まれた物をオーバーホールしてもらい購入しました。

どのような職人さんが使用していたか分かりませんが、その使い込まれた雰囲気を見る度に気が引き締まります。

 

革漉き

一つのシザーケースを作るのに、これだけの漉き屑が出ます。

今回もしっかり漉き作業が出来たので、一安心。

 

シザーケース 製作工程

本日は、この「漉き」作業までをご紹介しました。

次は、この荒裁ちしたパーツ達を正確に切り出していく所からご紹介する予定です。

また、お時間の空いた際に覗いて頂けると、大変嬉しいです。

2015-10-03 | Posted in blogNo Comments » 

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